おしゃれ泥棒 モードとラブコメディのアイコン オードリー・ヘプバーン

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先週の金曜日のレイトショーでは、「おしゃれ泥棒」が上映された。
開演は19時と遅いため、観客は二人という贅沢さ。
それも最後まで観ていたのは私だけだった。
老人ホームでの上映会は、やはり昼の時間帯にすべきかもしれない。

「おしゃれ泥棒」といえば1966年に公開されている懐かしい映画。
ヒロインのオードリー・ヘプバーンは私にとってはほぼ同時代の女優さんだけれど、若いスタッフの中にも熱烈なファンがいることを知って、彼女の魅力の普遍性を感じた。
オードリーほど時代を越えて魅惑する何かを持っている女優を他に思いつかないほどだ。

ヘプバーンの映画はすべて彼女のためにつくられた映画といえるだろう。
ジバンシィの服と、今回の作品でも強調されるのはその大きな瞳である。
(対して、ピーター・オトゥールの緑青色の瞳が対比される)
彼女の眼には多額の保険がかけられていたとか。

ラブコメディも、現実離れしたおとぎ話になってしまうのは、オードリーのノーブルで清潔なキャラクターのせいだ。
監督はウィリアム・ワイラーで、脚本は完璧、手堅い作品であることは今さら言うに及ばない。

「服に守られている」と語っていたオードリーの言葉がリフレインする。
グラマラスな女優が席巻していた当時、バレリーナ志望だったやせっぽちのオードリーだからこそ、服の堅固さと優しさへの信頼がうかがえる。
なるほどと頷かせるジバンシィのやはり完璧な服。
中身が大事といいながら、やはり人は服によってつくられるところが大きい。

銀幕に映し出される、決してあり得ない夢…
夢を見ることができるという点だけでも、人間というものに期待していいのかもしれない…




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金曜日に届いた花


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秋色アジサイ、ひまわり、グリーンのバラ、ハイブリッドスターチス、カーネーション、木苺の葉


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モルセラ、ハイブリッドスターチス、百合