ホーム暮らし 工夫の日々

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ダイニングで食事をとるのは今のところ私一人だ。
(オープンして間もないため)
朝は天気がよい限り、鳥の声と竹林の葉擦れの音をBGMにテラスで食事をとることにしている。
今日の夕食も一人だった。
お給仕してくれたのは今夜、夜勤のTさんだ。

窓の外は暮れなずむ空と一面に広がる家々が灯す光。
あの一つ一つに生活があるんだなあ…
そんな当たり前のことを思って少々感傷的な気分になるのも
単身、この高台のホームに引っ越してきたからだ。
戸建ての家ではほとんど夜空を眺めることができなかった。
環境が変わったこと、独居になったこと。
それだけで感覚が鋭敏になっているのかもしれない。
まだどこか旅先のホテルに泊まっている気分なのだ。

グループリーダーのTさんは、週に2回ほど夜勤があるという。
「もう体が夜勤向きになってしまいました」
そう話す若いTさんの笑顔は屈託がない。
しかし、笑顔の背後に並々ならぬプロ意識を時に感じさせられもする。
系列の介護付き有料老人ホームに勤務していた時は、不測の事態に備えて夜勤は気が抜けなかったという。

今夜一人の彼女は、どんな夜を過ごすのだろう。
まだ数人足らずのホームの夜はとても静かだ。
どこかで、コトリと音がしようものなら、びっくりして飛び上がりそうになるという。
こちらが安眠する間も、入居者の安心と安全のため働く人がいることは、心強くも複雑な思いをさせられる。
家族という愛情をあてにした介護ではなく、経済という労働の支える介護。
二宮尊徳は、道徳なき経済は犯罪であり、経済なき道徳は寝言である、と言ったそうだが・・・。
愛と経済の関係について、考えさせられるホームでの日々である(^^;


※ 冒頭の写真は、食堂のオーナメント


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朝食はテラスで頂きます


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ある日の昼食


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ダイニング


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入社したばかりだという営業職の研修生がエントランスの掃除をしています


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ロビーにて、ラジオ体操が始まるのを待ちます


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まるちゃんは今日もご機嫌です


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随所に飾られたオーナメント


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1階の部屋は玄関から直接、外に出られるようになっています   ’19.5

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