風を待ちながら・・・

アクセスカウンタ

zoom RSS みどりに包まれる 八瀬大原 瑠璃光院にて

<<   作成日時 : 2017/05/19 22:48   >>

ナイス ブログ気持玉 6 / トラックバック 0 / コメント 0

画像




叡山鉄道沿線では前から気になっていたお寺だった。
京都駅の観光案内所で「瑠璃光院 春の特別拝観」というリーフレットがまず目に飛び込んできた。
京都はこの季節、至る所で「アオモミジ」を宣伝している。
瑠璃光院は春のアオモミジと秋の紅葉の時季だけ公開されるようだ。

寺号の「瑠璃光」という名と、あたりの緑陰の深さ、鮮やかさが相まって
また限られた期間だけしか公開されないこともあり
その緑につつまれた境内は神秘的、幻想的な空気に満ちて、観るものを圧倒する。

ところで瑠璃光院とはどのような由緒を持つ寺なのだろう…
山折哲雄・監修、槇野修・著「京都の寺社505を歩く」(PHP新書‘07.7)を参照したところ、載っていない。
京都府の歴史散歩(山川出版)にも出ていない。
そこで山門前の説明板から抜粋要約させてもらうことにする。

大海人皇子の故事以来、平安貴族や武家に愛されてきたこの地に
明治期に建てられた別荘があり、三条実美がこれを「喜鶴亭(きかくてい)」と名づけたという。
その後、昭和初期にかけて、一万二千坪の敷地に東山を借景とした築庭と延べ二百四十坪に及ぶ数寄屋造りに大改築された。建築にあたった棟梁は、京数寄屋造りの名人と称された中村外二、築庭は、佐野藤右衛門一派の作と伝えられている。
…近年では囲碁本因坊や将棋名人戦の舞台にもなったことが知られている。

寺の由緒としては、大海人皇子の故事と、本願寺歴代門跡がしばしば訪れたことに触れられているだけで、寺というより別荘の趣が強い。
折しも読経が行われており、それも京都の寺らしい演出のようだった。

叡山電車沿線では実相院の板間に映り込む「床みどり」と秋の「床もみじ」が有名だけれど、
そのめくるめく緑の氾濫において、瑠璃光院に軍配が上がるだろうと思われた。




画像

出町柳から叡山電鉄に乗り約14分。
終点の八瀬比叡山口駅で降りて、高野川に架かる吊り橋を渡る。
高野川は下加茂神社の南で賀茂川と合流して鴨川となり左京を流れ下る。

画像

花盛りのツツジが水面に影を落とす。


画像

高野川越しに八瀬比叡山口駅をふりかえる。


画像

駅より約5分。
瑠璃光院の山門。
大きな紙を広げスケッチする人の姿が複数見られた。
詳細に描いていらっしゃるのは何か記録に残すためだろうか。
画像

カエデとアセビの緑につつまれた参道は、大気が緑色に染まっているようだ。
石段を上って行く。

画像

書院の玄関前で。


画像




画像




画像

書院は斜面に建っているので、玄関を入るといきなり2階に出る。
全山が緑におおわれている上、境内のモミジは数十種類、アセビが230本とか。
苔も含め、すべて自然のままだと伺った。
この日、庭師が数人、苔の上に散った落葉をていねいに掻き出している姿がみられた。
サル、イノシシ、シカだけでなくクマも出るという。
絶えず細心の手を入れてこその自然であることがわかる。

画像

こちらの座敷からの眺めが圧巻である。
見学者は、漆塗りの座卓に映じるアオモミジの美しさをカメラにおさめようと、アングルを探るのに必死である。

画像

ぴかぴかに磨きこまれた板敷にもアオモミジが映じる。
書院2階より「瑠璃の庭」を眺める。

画像

こうしてみると、緑ほど人の心癒してくれる色はないように思う。


画像




画像

写経
拝観料を払うと写経セットの入った袋を渡される。

画像

八瀬のかま風呂
「八瀬」は「矢背」とも記される。
壬申の乱で背に矢傷を負った大海人皇子が「八瀬のかま(竈)風呂」で傷を癒したという故事に因み
蒸し風呂の形式を再現してある。
八瀬は、やすらぎの郷として平安貴族や武家に愛されてきた土地だった。
画像




画像




画像




画像




画像

↑↓臥龍(がりょう)の庭


画像




画像




画像




画像




画像




画像

道端にシャガの花


画像

↑↓以下、ルイ・イカール美術館
瑠璃光院に隣接して2011年に開館したそうだ。
(美術館の入館料は瑠璃光院の拝観料に含まれている)
ルイ・イカールはアール・デコの時代にパリで活躍した画家だというが、寡聞にして未知の画家だった。
銅版画に部分的に手彩色されたアールデコのパリジェンヌたち。
画像




画像




画像

こちらでも庭師の姿が見かけられた。                ’17.5.9  
赤いカエデの名を教えてもらったのだけれど、忘れてしまった。
ノムラモミジに似ている。                



                                          つづく

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 6
ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス
なるほど(納得、参考になった、ヘー)

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
みどりに包まれる 八瀬大原 瑠璃光院にて 風を待ちながら・・・/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる