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zoom RSS 大内裏 平安神宮にて

<<   作成日時 : 2017/04/05 18:57   >>

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京都滞在三日目の朝を迎える。
すでに何度か訪れ、時節柄花も紅葉もないけれど
平安神宮
に行くことにした。
地下鉄烏丸線を烏丸御池で東西線に乗り換え、東山で下車。
平安神宮の参道途中に、京菓子の「平安殿」がある。
ウィンドウを覗くとつい買いたくなってしまう。
気の利いた珍しいお土産に出遭うチャンスはこれからもあるはずとここは我慢。
京菓子は茶席に用いられるような上生菓子ももちろん結構だけれど、煎茶や番茶のお茶請けにする餅菓子が好きだ。
朝早く町を歩いていると饅頭をふかす湯気が立ち上る風景を目にすることがある。
京都らしい生活感につつまれ、喫茶のゆとりを思い、甘味の魔力にうっとりする。

さて平安神宮だが
曇り空のまだ冬枯れの風景の中をあえて訪ねるのは、勾欄をめぐらせた朱塗りの殿舎の華やかさが、光源氏の栄耀栄華とその母・桐壺更衣の悲劇の舞台となった大内裏を彷彿させるからだ。

平安神宮は明治28年(1895)、平安遷都1100年を記念して、平安京大内裏の正庁・朝堂院を約5/8の規模で再現したものだ。
当時、実際に大内裏のあった千本丸太町に朱雀門が位置する復元計画があったらしいが、用地買収に失敗した結果現在の岡崎の地に大内裏の一部が建造されることになったという。
祭神は平安遷都を行った桓武天皇と平安京で過ごした最後の主上・孝明天皇である。

華やかなだけではなく、権力を求めしたたかな計算のはたらく宮廷人の世界…
女たちは政略の道具として扱われながら、同時に己の恋を奔放に味わおうとする。
(地下人の想像にあまる世界です。妄想は自由ですけれど…)

応天門を潜ると拝殿前の庭が一面に白く日を照り返し、その広さが圧倒する。
この前庭は紫宸殿南庭を模したものという。
左近の桜に右近の橘。
「花宴(はなのえん)」の帖に、殿上人が詩作を競い、舞楽を舞う様子が描かれている。
光源氏の水際立った様に気後れする人々…
嫉妬と感嘆、様々な想いの交錯する宴は夜の更けるまで続くのだった。

大極殿を模した外拝殿でお参りをしてから左端の白虎楼手前より神苑に入る。
南神苑へと歩を進めれば、立派な枝垂桜。
花の季節でないことが何とも惜しまれる丹精ぶりだ。
谷崎潤一郎が書いた「細雪」の世界である。
船場の旧家に凋落の美をみた谷崎。
源氏物語の反映はいたるところに、無限に続いている。




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平安神宮応天門の前、左手に位置する京都府立図書館


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京都府立図書館
明治33年に発足した府立図書館を岡崎公園に新築移転したもの
武田五一の設計

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大極殿を模した外拝殿
後方に内拝殿と本殿が続く。
右端、東側に蒼竜楼 左端、西側に白虎楼。
広い前庭を朱塗りの勾欄をもつ石壇(竜尾壇)で区切っている。
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南神苑 八重紅枝垂桜の名所


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西神苑 花菖蒲の名所 


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中神苑 杜若と睡蓮の名所


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尚美館(貴賓館) 以下、東神苑にて


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平安時代の庭園を模したという東神苑は広大な栖鳳池を中心とした池泉回遊式庭園
小川治兵衛による作庭

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泰平閣


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尚美館


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泰平閣(橋殿)


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尚美館(貴賓館)


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橋殿からの眺め 正面、平安神宮会館(披露宴会場)       ’17.2.28







                                          つづく

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