風を待ちながら・・・

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zoom RSS 掬水亭にて

<<   作成日時 : 2017/01/12 23:47   >>

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座敷が直接広い水面に続いているような錯覚に陥りそうな景色だった。
私たちは掬水亭5階角部屋から、正面に多摩湖、左手にライトアップされた西武遊園地を見下ろしていた。
暮れなずむ時間。
観覧車の灯、展望塔を上下する展望室。
メリーゴーランドや数々のアトラクションが煌めく灯に彩られていた。

やがて日が沈むと、イルミネーションは、狭山丘陵の闇の中でいっそう輝きを増す。
そして人工の光が、闇を追放して、人の気配を印す抵抗の証のようなものであったことに気づくのだ。
夜の遊園地はどこかもの悲しい。
5階の窓からだと、電飾の存在感だけが際立ち、遊園地で遊ぶ人の姿は見えない。
地上に降りて彼らの仲間に加われば、俯瞰が呼び起こす感傷とはまたひと味違った感じがするだろう。

視点がどこにあるか。
それだけで感興は変化する。
よりどころもなく、危うい。
だから面白くもある。

狭山湖周辺のディベロッパー堤康二郎は当地を箱根のようなリゾート地にするつもりで開発を行い、施設をつくったといわれる。
翌朝、レストランから正面に真白な富士山を望んだ時、直ちに了解されるところだ。
芦ノ湖を模した人造湖狭山湖の彼方、秩父山嶺、丹沢山塊の背後で、かわらぬ威容を誇るコニーデ型の単独峰。
富士山ははるかに遠いはずなのに、冬の澄んだ空気の中では、手を伸ばせば届くように思われた。

日頃、同じ資本系列のスーパーで買い物をして、同じ鉄道を利用し、つかの間の閑を遊園地にあそぶ。
ホテルも同系列であれば、何やら未だに死者に操られているような気がしないでもないが、膝下昏し。
近場でこんな風景に遭うなんて!
箱根に擬すのは凡庸だけれど、修学院離宮の上御茶屋を思い出すのは突拍子もないことだろうか。
既視感のもとはどうやらそのへんらしい・・・



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西武遊園地


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前菜
野菜の細切りと刺身が盛り付けられている

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卓を囲むみなで「ローヘイ!」と言いながら、運気上昇を願い、箸で盛大にトスする
ルーツはシンガポールのめでたいお料理。
散らかるので風呂敷を敷いている。
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佐橋慶女さんのレシピに「中華風さしみサラダ」がありました。
ホテルのパーティー料理をアレンジしたものです。
刺身の盛り合わせを買ってきて、人参、きゅうり、大根の千切り、かいわれだいこんをあしらい
ナッツのあらみじんを散らし、ポン酢しょうゆ、ごま油、豆板醤をあわせたドレッシングであえる、というもの。

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夜明けの遊園地


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正面左手に雪化粧した富士山


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多摩湖の左手に西武遊園地


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掬水亭


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レストランからの眺め


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                                        ’17.1.10



                                           つづく 

                                       

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