テーマ:映画

ドキュメンタリー映画「獄友」を観て

多摩地域巡回上映ツアーの行われている「獄友(ごくとも)」を近くのホールに観に行った。 登場する冤罪被害者は、布川事件、袴田事件、狭山事件、足利事件で、それぞれ無実の罪に問われた5人の「獄友」である。 上映後、金聖雄監督のトークがあった。 重いテーマをたんたんとした語り口で映像化した作家らしい、肩ひじ張らないアッ…
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懐かしの名作 ヒチコックの「裏窓」を観る

風もなく晴天に恵まれた第二火曜日。 ケアラーズカフェ「仙人の家」で開かれている上映会に出かけた。 この日地域の皆さんと楽しんだ映画はヒッチコックの名作「裏窓」 まず「サスペンス映画の神様」と言われるヒッチコックについて言及しなくてはならないのだが。 その前にグレース・ケリーの美しさとドレスの完璧さに圧倒されて…
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マーティン・スコセッシ監督の「沈黙-サイレンス-」を観る

寒風吹きすさぶ日、映画通のIさんと「沈黙―サイレンス―」を観に近くのシネコンに出かけた。 マーティン・スコセッシは、遠藤周作原作の「沈黙」を読んで以来、その構想を温め続け、28年後にようやく映画化を成し遂げたという。 キリスト教文化圏に育った人が、いわば逆輸入のかたちで、神学的テーマを作品化したことに興味を覚えた…
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IMAXで「君の名は。」を観る

映画は基本的にラブストーリーであるというのは的確にその本質をついた言葉だと思う。 ユナイテッド・シネマ豊島園で、見逃していた「君の名は。」をIMAXで観ることになった。 女の子と男の子の内面が入れ替わるというアイデアは過去に大林信彦監督の作品「転校生」にもあった。 その後様々なバージョンが生まれたようで、少女と…
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ドキュメンタリー映画「抱擁」を観る

これは是非観ねば、と思い、最近物忘れのひどくなった母と出かけた。 「身に迫ったテーマなので」と冗談めかして言うと 「私もそうなのよ!」と公民館の企画者からの声が返って来た。 見渡したところ、参加者は女性ばかり。 それも親の介護をする年代が多いようだ。 映画「抱擁」は、テレビのドキュメンタリー番組を多く手…
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「素晴らしき哉、人生!」を仙人の家で観たこと

忙中閑あり。この気忙しい師走にも・・・ 毎月第二火曜日「仙人の家」で開催される上映会に参加した 「素晴らしき哉、人生!」 アメリカでは毎年クリスマスシーズンになるとTV放映されるという、フランク・キャプラ監督の名作だ。 クリスマス気分を味わいたいということと、いつも善人を演じることになっているジェームズ・ステュ…
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TRASHED ゴミ地球の代償 

ゴミ問題を真剣に考えはじめると頭が痛くなってしまう。 そのゴミのうちでも最たるものが原発の使用済み核燃料だろう。 とはいっても原発に限定できるので、まだ解決の糸口がつかめないわけではない。 (原発を推進しているのは産業資本ではなく金融資本だといわれているが) 石油生成物であるプラスティックとなると、生活全般あ…
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「永い言い訳」

映画「永い言い訳」を観ました。 何の前知識もないままに公開終了ぎりぎりに吉祥寺プラザに出かけることになったのですが、手もなく引きこまれてしまいました。 例によって「愛」をめぐって展開する物語です。 言葉にすると嘘になったり、空虚に響くことが、映像ではすんなり受け入れられるということがあります。 映画ならではの表現…
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哀愁 ヴィヴィアン・リーの美しさ

11月の第2火曜日 「哀愁」(1940年)がケアラーズ・ハウス「仙人の家」で上映された。 古い映画にも目配りしているところが第8回を迎える石川シネマのうれしいところだ。 原題は“Waterloo Bridge” 岸恵子が主演した映画「君の名は」のもとだというのは初めて聞いた。 空襲という非常事態の中、橋上で出…
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ジョニー・ディップとレオナルド・ディカプリオが共演した「ギルバート・グレイプ」

ひんやりと冷たい空気に秋を感じた日、 「仙人の家」で開かれる上映会に出かけました。 今回の上映作品は「ギルバート・グレイプ」(1993)。 月一回、第二火曜日に開催される「石川シネマ」の上映会はすでに7回を迎えたそうです。 4月発足以来、順調に継続していることに、主催者の熱意と実力を感じました。 私は、1回…
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映画 「64 ロクヨン」

映画「64(ロクヨン)」をユナイテッド・シネマとしまえんで観た。 「ロクヨン」とは、昭和64年に起きた誘拐殺人事件を指す符丁で、昭和64年という年は昭和天皇が崩御して平成になるまでの7日間しかない。 未解決事件の被害者は、時効まであと一年という今も、その7日間に置き去りにされているのである。 原作者の横山秀夫は…
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エルマンノ・オルミ監督が亡父に捧げた最新作「緑はよみがえる」

あとからボディー・ブローのようにじんわりと効いてくる映画「緑はよみがえる」 凡百の反戦映画は、自らの声高の主張とトーンの高さに恥じ入るかもしれない。 誰一人として戦うことを望むものがいない。 第一次世界大戦下のイタリア・アルプス、雪深い冬のアジアーゴ高原に掘られたイタリアとオーストリアの塹壕は、お互いの声が聞こ…
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映画「レヴェナント 蘇えりしもの」

「レヴェナント 蘇えりし者」をユナイテッド・シネマとしまえんで観ました。 同行した映画通の友人は駅から近いこのシネコンをよく利用するそうですが、外光が差し込むロビーは明るく、映画館らしくない雰囲気が気に入りました。 近くに遊園地、ガーデン温泉もあり、晴天のゴールデン・ウィークとあって、駅周辺は気晴らしに興じる人々で賑…
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映画「あん」を観て

2015年5月に劇場公開された映画「あん」を市民ホールで観ました。 「萌の朱雀」でデビューした河瀬直美監督の作品です。 クローズ・アップを多用した「あん」は、人間の感情の動きや息遣いを自然にとらえ、映画作品という虚構であることをしばし忘れさせるものでした。 ふとした日常の何気ないシーンの中に宿る未だ名づけ得ない真実…
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仙人の家で「ノーバディーズ・フール」が上映されました

ポール・ニューマン主演の映画「ノーバディーズ・フール」(米1994年製作)を観ました。 以前より地域で上映会を主催したいと言っていた映画好きのIさんが、ついに念願かなえ第一回目の開催にこぎつけたのでした。 ソメイヨシノがあっという間に葉桜に変わり、少し風の冷たい日でした。 東伏見の「仙人の家」はすでに映画を楽しみに…
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「木靴の樹」を岩波ホールに観にゆく

久しぶりの岩波ホール。 4半世紀ぶりの公開になるという「木靴の樹」を観に本屋の街、神保町へ。 19世紀末の北イタリアはベルガモの農村を描いたエルマンノ・オルミ監督の映画で 1978年のカンヌ映画祭のパルム・ドールを受賞している。 パルム・ドールといえば、名だたる名作が受賞していて、映画狂でなくとも優に10作品…
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「海街diary」と「エヴェレスト 神々の山嶺(いただき)」

第39回日本アカデミー賞を、作品、監督、撮影、照明の4部門で受賞した「海街diary」を、近くのホールで観た。 原作はコミックで、鎌倉に住む4姉妹の物語。 といえば、即座に谷崎純一郎の「細雪」が思い起こされ、うちにドラマをはらみながら坦々と描かれる日常は小津安二郎を彷彿させる。 爛漫と咲き誇る桜並木のシーンなどはタ…
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映画「海難1890」を観て

涙があふれてどうしようもなかった、という感想を聞いて ああ、あのエルトゥールル号の事件ね と、答えたものの、美談調が苦手な私は、涙の主が映画通のIさんでなければ、劇場に足を運ぶこともなかっただろう。 エルトゥールル号の遭難事件はトルコ国民の間では、学校の教科書にも取り上げられおり、認知度が高い。 トルコは「ル…
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映画「さいはてにて」を観て

土曜日に市民会館で映画2本を観る。 台湾の女性監督チアン・ショウチョンの「さいはてにて やさしい香りと待ちながら」と中国の監督としてはすでにおなじみのチャン・イーモーの「妻への家路」 問題はあったけれど北京オリンピックの開会式も手がけて、今や押しも押されもせぬチャン・イーモーだが、本作は今ひとつの出来だったように思う。 あまり…
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「種まく旅人 くにうみの郷」を観て

日曜日に西東京シネマ倶楽部主催の市民映画祭が開かれ、篠原哲雄監督の作品2本の上映とトークショーが行われた。 作品は公開されてからすでに10年近い歳月が流れているにもかかわらず、普遍的なテーマであることに加え、ポツダム宣言受諾70周年という節目の年にあたっていることもあり、今観ても古さを感じさせない「地下鉄(メトロ)…
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無声映画「殉教血史 日本二十六聖人」を観る

幻想美術動物園の中を通って美術館へ。 工場生産品であるカラフルな動物や、全身タマリュウで覆われた熊のいる公園に面した美術館では、職人技を愛した彫刻家舟越保武展が開かれていて、そろそろ会期を終えようとしている。 その日美術館を訪ねたのは、舟越保武の代表作のひとつである、長崎西坂の二十六聖人殉教者記念碑に因み、無声映画時…
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「ナイアガラ」を観る 公民館にて

本作の上映会は、「ひきこもり・ニート問題を考える」講座の一環として公民館で開かれた。 受講者ではなかったが、今回だけ、映画への興味から参加させてもらった。 映画鑑賞後、監督早川千絵氏と自立支援に携わる相談所所長高橋亜美氏のトークも行われた。 大阪で少年少女が殺害された事件に衝撃を受けたばかりでもあり、映画と、現場で…
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セバスチャン・サルガド 地球へのラブレター

Bunkamuraまで「セバスチャン・サルガド 地球へのラブレター」観に行った。 写真家としては、報道写真から出発したセバスチャン・サルガドだが、その作品の美しさは圧倒的である。 戦争や飢餓、自然破壊などの悲惨な現実を撮影しながら、その作品の厳粛さに打たれずにはいられない。 しかし、いったい何がこれほどまでに畏…
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「日本のいちばん長い日」を観て

終戦記念日間近。 テレビでも連日戦争特集が組まれている。 戦後70年にして新たに発掘される事実や映像があり、それらに接する度に、今まで抱いていた歴史観に微妙な変更を加えることにもなるのだ。 実際に体験した人から聴く話は、記憶が時の流れの中で変質することを免れないにせよ、あまりにも生々しい。 8月8日に公開され…
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「グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札」を観て

近くのホールで「グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札」を観ました。 ハリウッドの人気美人女優だったグレース・ケリーが人気の絶頂期に、モナコのレーニエ大公と結婚し、その後ヒッチコックからの誘いがあったにもかかわらず、ついに映画界に復帰することなく、不幸にも自動車事故で52歳の生涯を閉じたことはあまりにも有名です。 …
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映画「ハンナ・アーレント」を観て

公開当時、岩波ホール前に行列ができたという映画「ハンナ・アーレント」 ハンナ・アーレントは、代表的著作に「全体主義の起源」(1951年)があるユダヤ人の政治哲学者である。 彼女は戦後、亡命先のアメリカでニューヨーカー誌にアイヒマン裁判の傍聴記録を掲載し、その結果、世間から猛烈なバッシングを浴びることになる。 映画は…
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2014年ハリウッド版「ゴジラ」を観て

夏休みの平日、白昼のシネコン、「ゴジラ」上映ホールに子供の姿はない。 ハリウッド版「ゴジラ」は、1954年製作のオリジナル版に回帰しながら、練り上げられた独自の脚本で、黙示録的世界を現出させて、その映像のリアリティと美しさに間然するところがなかった。 広島に投下された原爆が破壊した広島県物産陳列館の廃墟のように、ある…
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「アナと雪の女王」を観て

東映アニメーションギャラリーの筋向いにあるシネコン、Tジョイ大泉で「アナと雪の女王」を観た。 アンデルセンの原作を大幅に翻案してあるが、凍り付いた心を愛が解かす、というテーマは変わっていない。 子供の頃読んだ絵本、アンデルセンの「雪の女王」は、ハッピー・エンドよりも少年カイが雪の女王に連れ去れる場面ばかりが印象に残っ…
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山岳映画「聖山」と「アイガー北壁」を観て

写真美術館にて、山岳映画の上映会があった。 アーノルド・ファンク監督による黎明期のドイツ山岳映画をはじめ、「剱岳 点の記」まで16作品が上映された。 激しい雨が降ると予告され、予報通り雨になった4月30日 レニ・リーフェンシュタール主演の「聖山」と2008年のドイツ・オーストリア・スイス合作映画…
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「風立ちぬ」を観て

宮崎駿のアニメ映画「風立ちぬ」を観に近くのシネコンへ。 (因みにこのシネコンの斜め向かいに東映アニメーションギャラリーがあり、入場無料で見学することができる) アニメ作品「風立ちぬ」は堀辰雄の同名小説に零戦の設計者である堀越二郎の半生を重ねて創作されたもの。 終戦記念日を控えて、この時期にはテレビでも日中戦争・…
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