テーマ:歴史

櫻井よしこ著「何があっても大丈夫」

櫻井よしこ氏は、右派、右翼、right wing に位置づけられるジャーナリスト、言論人だ。 韓国の従軍慰安婦や徴用工問題では気を吐いた。 詳細な調査を踏まえた上で、左派の主張に切り込む姿勢は、なかなか魅力的に映る。 論戦における冷静さ、話術の巧みさ…に間然とするところがない。 人物に興味をもち、回想記「何があっ…
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「ロングライフ国際学会」に参加して

9月6日の金曜日、「ロングライフ国際学会」という、ものものしいネーミングのシンポジウムに参加した。 有料老人ホームを中心に経営するロングライフグループが主催するもので、9つの介護の現場から研究発表が行われた。 テレビや新聞の取材もあったようで、小さめのホールに座りきれない盛況ぶりだった。 有料老人ホームや在宅…
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土と兵隊 麦と兵隊

本書中に果たして戦争協力的な表現があるかどうか。 改めて「麦と兵隊」を読んだ。 火野葦平は戦後、戦犯ともされ、公職追放となっている。 徐州会戦までの従軍記録は、あらゆるドクマから自由であろうと努めているようにみえる。 当然検閲は行われ、当局から削除を命じられた部分も含んでいる。 最終稿は、捕虜の殺傷シーンな…
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窓の想像力

窓に切り取られた風景は、どこか懐かしい。 撮った瞬間に過去へと流れ去る宿命的な写真のように。 写真がいつもアングルを気にするように、窓からの風景は視界を限定する。 窓が風景に与える情趣はまた、心理的なものだ。 窓を媒介にして、守られた内側から、外界を眺める時、人はいつもより内向的に、そして内省的になるだろう…
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原爆忌に

原爆忌はすでに74回を迎える。 去年までは、テレビで平和記念式典を観ていた。 4年前の12月に平和記念公園を訪れ、原爆ドームを目の当たりしてから、この暑いさなかの式典がより身近に感じられる。 けれども原爆投下とその被曝の実態は、体験者でなければ語れぬ言葉があり、悲惨を極めた現実には到底近づくことができない。 過去…
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終戦記念日をひかえて 読書日記

参院選の結果、過半数に達した与党勢力も改憲に必要な議席数2/3を獲得できなかった。 これから野党が切り崩されないことを願うが、正直なところひとまずほっとした。 米中の貿易摩擦、北朝鮮問題、日韓の対立、資源や領土問題、…etc. 過去の世界大戦の勃発を顧みると、戦争になってもおかしくない状況が頻発している。 戦…
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通称あじさい寺 妙楽寺にて

今年は、引越しという身辺の変化があり、ゆっくり紫陽花見物をする余裕もなかろう、と半ば諦めていたところ、地元に妙楽寺という名所があることを教えられた。 先に入所されていた方とごいっしょして、タクシーを走らせた。 ホームでも来年は是非皆で行きましょう、などと話し合っていたところだった。 ところは、川崎市多摩区…
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歴史と文学の町 小倉を歩く

北九州出身やゆかりの作家というとまず、松本清張、火野葦平、俳人の杉田久女、…etc. 森鴎外は軍医として小倉に赴任、約3年を過ごしている。 その時「小倉日記」を残しており、一時行方知れずになっていたその日記を探索する物語「或る『小倉日記』伝」を松本清張が書いている。 小倉に出生届を出している松本清張は特に北九州と…
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北九州工場夜景 海上からの眺め

小倉で催された某患者会の大会終了後、北九州夜景観賞定期クルーズに参加した。 北九州市の工場地帯の夜景は、前から観たいと思っていた風景のひとつだ。 運航は4月から9月の土日に限られるので、ラッキーなめぐりあわせだった。 小倉港に向かうタクシーでは、杖をつく友人の姿をみて 「大丈夫ですか。揺れますよ」 と、気遣…
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平成最後のお花見

元号の発表を待ち構える姿ばかりがクローズアップされて、元号そのものにはあまり興味のない人間がいるということが忘れられているのではないでしょうか。 平成の改元の時よりはるかにメディアが騒いでいるように見えます。 天皇の死を機に元号が改められるのではなく、退位という異例の事態によるものだから、というばかりでもなさそうです…
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宿から一保堂茶舗まで

近くまで行くことがあれば、是非一保堂本店に寄りたいと思いがなら、なかなかその機会がありません。 京都へ来て二日目、まず護王神社に詣で足腰の無事を祈願してから、京都御苑を散策。 午後は、烏丸通から家具屋街の夷川通を経て寺町通に抜け、寺町通沿いを観光しながらぶらぶら歩いて、ようやく一保堂茶舗でお茶を頂くことができました。…
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頌春

気忙しい師走に京都を訪れました。 宿はこの護王神社の北側、12世紀には土御門烏丸邸、江戸時代には水戸藩邸が営まれたところ。 烏丸通に面し、下長者町通をはさんだお隣が護王神社です。 護王神社の祭神は和気清麻呂とその姉広虫で、文覚上人が高雄にある和気氏の氏寺・神護寺を復興した時、清麿を護王善神として境内に祀り、鎮守社と…
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井の頭公園秋景

吉祥寺行きのバスに乗ってからも、まだどこに行くか決めかねていた。 大正通りで見つけたお店に、何か素敵な洋服がありそうな気がした。 並びのモノギャラリーを覗いてみようか。 吉祥寺美術館に行ってもいいし… などと考えながらも、快晴にめぐまれたその日、アウトドアで過ごさない手はない。 雑踏を想像して、うんざりした時、…
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北島国造館と島根県立古代出雲歴史博物館

60年に一度という大遷宮の事業中だった2009年に一度出雲大社を参詣している。 9年ののち、大遷宮なった出雲大社に詣で、その違いを感じたのは、北島国造館でも同じだった。 前はオープンに出入りができなくて、もっぱら門の外より撮影させてもらっている。 北島国造館という大きな看板も掲げられてなかったように思う。 出…
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銀閣寺と京都駅

銀閣寺を最後に訪れた日から17年の歳月が流れていた。 Kさんの要望を聞いた時、私の方が懐かしい気持ちになった。 葵祭見学の後にタクシーを走らせて銀閣寺に向かう。 運転手は 京都の人は金閣も銀閣も行ってませんよ などと言う。 京都人の冷めた視線はそのまま観光客にも注がれているのだろうか… 通称「銀閣寺」正式に…
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妙法院「五月会(さつきえ)」と蓮華王院三十三間堂

声明がすべての芸能の起源だという。 また折口信夫は、平安時代以降に成立した芸能で踊躍念仏の影響を受けていないものを見つけるのは困難である、と述べている。 仏教と芸能に切っても切れない縁のあることは今さら言うまでもない 葵祭り見物が目的の旅だったが、5月の京都は祭りが多い。 稲荷祭り、藤森祭り、今宮祭り、上賀茂…
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環境フェスティバル 原子核研究所址にて

いこいの森公園で環境フェスティバルが開かれた。 タクシーの運転手は 「いこいの森公園ってどこですか?」 と、ぴんとこない様子だ。 東大農場の北側ですよ、原子核研究所のあったところ といっても、まだわからない。 「ああ、あのバーベキューするところですね」 ようやく車の速度が上がった。 真夏並みに照りつ…
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葵祭2018

京都人は行かない?という葵祭。 タクシーの運転手は興味なさそうに話していた。 金閣寺も銀閣寺も行ってないですよ、とも。 東京人が東京の名所を意外に知らないのと同様である。 今回の京都行きは、前から葵祭に執心していたKさんのおかげで実現したものだ。 有料観覧席は事前にチケットを予約しておいたが、当日券もあった…
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関八州鎮護の神 伊豆山神社に詣でる

友人が東急ハーヴェストクラブの利用券を融通してもらったからと、2泊の熱海行きを計画した。 快速アクティーが熱海駅に到着したのが12:15 駅ビル「ラスカ熱海」内の観光案内所で旅行情報を得た後、送迎バスの午後便を待つ間、仲見世通りで昼食をとることにする。 仲見世通りには寿司、蕎麦などの飲食店が並んでいるが、なかでも「…
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明日館を訪ねる

快晴にめぐまれた週日、フランク・ロイド・ライトの建築として有名な「明日館」を訪ねた。 現在、国の重要文化財として動態保存されている明日館は、もともと女学校として創立された自由学園の校舎だったものだ。 その設計を当時、帝国ホテル建設のために来日して、多忙を極めていたはずのフランク・ロイド・ライトに依頼したという勇気と情…
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全生園を訪ねて

お正月気分も抜けてすっかり日常にもどった快晴の日、全生園を訪れた。 所沢街道を車で通る度に、看護師ほか職員を募集する看板が古ぼけたままずっと掲げられているのが目についた。 いつか訪ねようと思いながら、縁のなかったハンセン病療養所だ。 国立ハンセン病資料館の広告が私鉄車内に掲示されるようになって、敷居が低くなったよう…
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生きて帰ってきた男―ある日本兵の戦争と戦後

終戦の前年に召集され、シベリアに抑留、4年後に帰還した父親からの聞き書きをまとめたもの。 著者は歴史社会学者で、話者である父親が生きた時代を、戦前、戦中、戦後と時代背景を描きながら、父親の体験と感想を生々しく伝えている。 戦争を体験した世代が年々少なくなり、戦争の記憶の風化が危ぶまれている。 父親は大正14年生まれ…
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寒い夜は、早くベッドに入って本を読もう

小林カツ代と栗原はるみ 料理研究家とその時代                      阿古真理 著  新潮社(’15.5) なかなか魅力的なタイトル。 マスコミに登場する料理研究家の移り変わりから女性史を照射するという視点は、確かに今までなかったように思う。 料理への興味とフェミニズムの現代史、双方の関心を満た…
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読書あれこれ

時発言局!読書の現場から 上野千鶴子 著 WAVE出版’(’17.2) 読書会を2度続けてパスしてしまったため、ここで気合を入れようと選んだ一冊。 筋金入りのフェミニストにして社会学者…
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伊香保拾遺 石段街とハワイ王国公使別邸

木枯らし一号の吹いた日、空っ風で有名な上州は伊香保へ。 到着日は竹久夢二伊香保記念館で半日を過ごし、宿の湯で疲れを癒した。 ホテル木暮は、源泉から一番初めに引湯している宿だった。 茶色に濁った湯でよく温まる。 迷子になりそうなほど広々した浴室で、ジャグジーや寝湯、露天他、各種の浴槽がそろっている。 温泉ほど…
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父・伊藤律 ある家族の「戦後」

共産党の元幹部・伊藤律が中国より帰国したのは1980年9月3日のことだった。 私たちの日常の平安は、衝撃的なニュースによって破られた。 1974年に小野田寛郎がフィリピンのルバング島から帰還した時と同じようなショックを覚えたものだ。 戦中戦後の激動の時代から30年近く経ち、生死不明のまま、いつか人の口の端にものぼら…
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知ってはいけない 隠された日本支配の構造

「知ってはいけない」というのは日米間で交わされた「密約」の存在を反語的に表現したタイトルだ。 本書を読むと、戦後日本が独立国たりえたことなど一度もないということを改めて痛感する。 本書は公文書を丹念に読み解いてゆくことで、戦後の日米関係、アメリカの思惑と、日本の政権が米国に従属してきた現代史が手に取るようにわかる仕組…
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ポール・ラッシュ記念館

都会の暑さに耐えかねて清里を訪れるたびにポール・ラッシュについて話題にしてきたので、当ブログにも何度かポール・ラッシュ記念館の写真を掲載している。 重複はご容赦願って、日本の戦後を再考する意味でも、ポール・ラッシュという当時情報将校だった人物の足跡を検証してみるのは無意味なことではないだろう。 Hさんと私は清泉寮…
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明治維新のカギは奄美の砂糖にあり

前回の読書会でIさんが紹介してくれた本である。 琉球王朝の流れをひく著者のファミリーヒストリーに触れながら、明治維新の原動力となった薩摩藩の資金源について述べている。 「黒糖地獄」という言葉があるそうだ。 薩摩藩は、奄美のサトウキビ生産から激しい収奪を行った。 藩政に寄与したものには郷士格を与えた。 飴と鞭…
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光に満ちた世界 波心庭 東福寺光明院にて

本堂(仏殿)と三門の威容を仰ぎ見て、東司を連子の間からのぞいた後、勅使門を潜った。 閑静な住宅地の中を歩いてゆくとほどなく光明院の門が左手に見えてくる。 東福寺境外塔頭のひとつ、ここには重森三玲の初期の代表作「波心庭」があるのだ。 拝観は日没まで。 朝が早いお寺は夕方には早々に閉門してしまう。 光明院をこの日最…
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