テーマ:京都

宿から一保堂茶舗まで

近くまで行くことがあれば、是非一保堂本店に寄りたいと思いがなら、なかなかその機会がありません。 京都へ来て二日目、まず護王神社に詣で足腰の無事を祈願してから、京都御苑を散策。 午後は、烏丸通から家具屋街の夷川通を経て寺町通に抜け、寺町通沿いを観光しながらぶらぶら歩いて、ようやく一保堂茶舗でお茶を頂くことができました。…
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頌春

気忙しい師走に京都を訪れました。 宿はこの護王神社の北側、12世紀には土御門烏丸邸、江戸時代には水戸藩邸が営まれたところ。 烏丸通に面し、下長者町通をはさんだお隣が護王神社です。 護王神社の祭神は和気清麻呂とその姉広虫で、文覚上人が高雄にある和気氏の氏寺・神護寺を復興した時、清麿を護王善神として境内に祀り、鎮守社と…
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銀閣寺と京都駅

銀閣寺を最後に訪れた日から17年の歳月が流れていた。 Kさんの要望を聞いた時、私の方が懐かしい気持ちになった。 葵祭見学の後にタクシーを走らせて銀閣寺に向かう。 運転手は 京都の人は金閣も銀閣も行ってませんよ などと言う。 京都人の冷めた視線はそのまま観光客にも注がれているのだろうか… 通称「銀閣寺」正式に…
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アサヒビール大山崎山荘美術館

京都を発つ日、大山崎山荘美術館を再訪しました。 同行したKさんにとってはじめての訪問先だったこと、私自身も前回訪れた日からすでに15年近くが過ぎていることから、急遽JR奈良線で山崎へ行くことに決めました。 前回の訪問レポートも当ブログに掲載していますので、興味のある方は併せてご覧ください。 八月の京都の楽し…
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サントリー山崎蒸留所

京都旅行からすでに一カ月も経つので、当ブログの鮮度のほどが疑われるが、時の経過によって分かることもあるかと、最後の日に訪ねたサントリー山崎蒸留所について書こうと思う。 何年も寝かせたお酒がえもいわれぬ香気と風味を生むように。 下戸の口の私たちがウィスキーの蒸留所に興味を持つのは、Kさんの場合味覚に人知れず並々なら…
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妙法院「五月会(さつきえ)」と蓮華王院三十三間堂

声明がすべての芸能の起源だという。 また折口信夫は、平安時代以降に成立した芸能で踊躍念仏の影響を受けていないものを見つけるのは困難である、と述べている。 仏教と芸能に切っても切れない縁のあることは今さら言うまでもない 葵祭り見物が目的の旅だったが、5月の京都は祭りが多い。 稲荷祭り、藤森祭り、今宮祭り、上賀茂…
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法然院 哲学の道にて

冷たいフレッシュジュースで喉の渇きを癒してから銀閣寺を後にした私たちは、「哲学の道」を南へ下って行った。 「哲学の道」とは哲学者の西田幾多郎が住んでいたことからの命名だが、銀閣寺の喧騒がうそのように遠ざかっていた。 確か、旧西田邸にはその後、和辻哲郎や梅原猛が移り住んだのではなかったか。 まるで箱書きのように京都の…
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京馳走佳辰

粟田山荘で食事をしたいというのがKさんの希望だったが、葵祭のハイライト「路頭の儀」が執り行われる前日の夕食。 日にちも迫っており、やはり満席だった。 下鴨茶寮はなおのこと空席は望めない。 ふと「京馳走佳辰(かしん)」を思い出した。 確か鷲田清一著「京都の平熱 哲学者の都市案内」で紹介されていて、いつか機会があれば…
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葵祭2018

京都人は行かない?という葵祭。 タクシーの運転手は興味なさそうに話していた。 金閣寺も銀閣寺も行ってないですよ、とも。 東京人が東京の名所を意外に知らないのと同様である。 今回の京都行きは、前から葵祭に執心していたKさんのおかげで実現したものだ。 有料観覧席は事前にチケットを予約しておいたが、当日券もあった…
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光に満ちた世界 波心庭 東福寺光明院にて

本堂(仏殿)と三門の威容を仰ぎ見て、東司を連子の間からのぞいた後、勅使門を潜った。 閑静な住宅地の中を歩いてゆくとほどなく光明院の門が左手に見えてくる。 東福寺境外塔頭のひとつ、ここには重森三玲の初期の代表作「波心庭」があるのだ。 拝観は日没まで。 朝が早いお寺は夕方には早々に閉門してしまう。 光明院をこの日最…
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紅葉谷から重森三玲・モダニズムの庭へ

和歌山から特急「くろしお10号」に乗って京都へ向かった日。 Hさんの希望だった金閣寺へ行くのは明日にして、その日の午後は東福寺を拝観することにしました。 京都は庭を観るところです。 数々の名庭が己を主張しているので、それらを丹念に観るだけで、たちまち時の過ぎるのを忘れてしまいます。 手入れの行き届いた庭はまさ…
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六波羅蜜寺から六道珍皇寺へ

建仁寺をあとにし、カフェ ヴィオロンでようやく休憩を兼ねたランチをとることができました。 オムライスとレモネードというメニューまでレトロな喫茶店。 こういうカフェは東京ではもう消えてしまったようです。 ちょっとしたタイムスリップを体験したような気になりました。 さて、新幹線の時間までまだ間があるので六波羅蜜寺…
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建仁寺方丈にて 高精細デジタル複製の障壁画

両足院のハンゲショウの庭で、花のメタモルフォーゼに遭遇して、すでに真夏を思わせる日盛りのこの日、かけがえのない一期一会を実感しました。 その後、Hさんと私は、建仁寺本坊を見学することにしました。 両足院に向かう車中、美術品に詳しいタクシーの運転手が禅寺法堂天井画の雲龍図を比較して薀蓄を語ってくれました。 何でも…
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甘茶の庭「甘露庭」 霊源院にて

開門と同時に両足院を拝観した後、肝心の京都五山第三位・建仁寺を、時間をかけて見学しました。 見どころの多いお寺なので、数多の文化財を見終えた頃は、12時をはるかにまわっていましたが、もうひとつ欲張って、特別公開されている建仁寺の塔頭霊源院を訪ねてみようということになりました。 厳冬、そして梅雨時の今などは、最近とみに…
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ハンゲショウの庭 両足院にて

数日前に梅雨入りしてからほとんど雨が降りません。 旅行中に傘を一度も開くことがなかったのはラッキーでしたが、この季節雨を慕う植物にとってはあまりうれしいことではないでしょう。 半夏生の頃咲くハンゲショウの庭を拝観するため両足院を訪れました。 両足院は方丈の南東に位置する建仁寺の塔頭の一つです。 ふだんは非公開…
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源氏物語の世界へとワープする風俗博物館

風俗博物館では源氏物語の世界を、1/4の縮尺の装束で再現している。 非常に高価なものだ。 文様も衣装のサイズも1/4だが、厚さを薄くすることはできないので少々ぼってりした印象は否めないけれど。 受付におられた女性の話では、団体客は受け付けないとのこと。 表にそれとすぐ分かる看板もないので、見過ごして通り過ぎか…
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京の町歩き 平安京内裏跡を訪ねて

京都は一木一草、徒やおろそかにできない。 自転車で巡るのでさえ、速すぎる。 歴史の栄光と悲惨、その「痕跡」を探し求めようとすれば必ずや、行きつ戻りつすることになるので、ここはもう歩くしかないのだ。 昔の人は、牛車や輿に乗るやんごとない人種を除けば、通常は歩いていたのだから… 彼らと同様とはいかないまでも、それ…
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承天閣美術館と京菓子資料館

歩けば初夏のような暑さに肌が汗ばむ。 京都御苑の緑陰を選んで今出川通に抜ければ歩くのもわるくないかもしれないと考えたが、最近とみに足の衰えた母の熱中症もこわい。 タクシーにて相国寺境内の承天閣美術館を訪れた。 伊藤若冲のはじめて公開されるという作品「鸚鵡牡丹図」がリーフレットになっている。 以前の承天閣美術館…
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みどりに包まれる 八瀬大原 瑠璃光院にて

叡山鉄道沿線では前から気になっていたお寺だった。 京都駅の観光案内所で「瑠璃光院 春の特別拝観」というリーフレットがまず目に飛び込んできた。 京都はこの季節、至る所で「アオモミジ」を宣伝している。 瑠璃光院は春のアオモミジと秋の紅葉の時季だけ公開されるようだ。 寺号の「瑠璃光」という名と、あたりの緑陰の深さ、…
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ハイジュエリーの世界 京都国立近代美術館にて

京都滞在最後の日に、京都国立近代美術館を訪ね、ハイジュエリーの世界にため息をつくことになりました。 特別展のタイトルは「技を極める」 ヴァンクリーフ&アーペルのハイジュエリーと七宝など日本の工芸作品をコラボさせた展覧会です。 当初、並河靖之七宝記念館と細見美術館へ行くつもりでいましたが、七宝記念館はパスして細見…
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嵯峨野を歩く

「松風」の帖で光源氏が造営し、「若菜」では紫の上が源氏四十の賀を祝して薬師仏供養を行った御堂が栖霞観とされ、清凉寺の阿弥陀堂にその名を残している。 源氏物語ゆかりの地、清凉寺をあとにして、西門より愛宕道を西へと歩く。 右手に夕霧太夫遺跡と刻まれた石碑が建っている。 間もなく慈眼堂。 この近くに藤原定家が百人一首を…
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清凉寺への道 源融の山荘「棲霞観」跡を訪ねて

市街のホテルをチェックアウトして嵯峨野へやって来た。 宿にキャリーを預けた後、迷うことなく清凉寺への道を歩き始める。 清凉寺は光源氏のモデルとされる源融の山荘「棲霞観」のあったところだ。 嵯峨野は隠棲の地であり、葬送の地である。 失意のうちに静かに余生を送ろうとする人、近しい人々の菩提を弔うためにひっそり…
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大内裏 平安神宮にて

京都滞在三日目の朝を迎える。 すでに何度か訪れ、時節柄花も紅葉もないけれど 平安神宮に行くことにした。 地下鉄烏丸線を烏丸御池で東西線に乗り換え、東山で下車。 平安神宮の参道途中に、京菓子の「平安殿」がある。 ウィンドウを覗くとつい買いたくなってしまう。 気の利いた珍しいお土産に出遭うチャンスはこれからもある…
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京都ひとり旅 蘆山寺へ

京都は学生時代から休みのたびに訪れていた懐かしい場所だ。 当時まだ市電がのんびりと走っていた。 若い頃の記憶は、風景だけでなく、気温や風向きや汗ばむ具合まで思い起こせそうなほどに鮮明なのだ。 今回、久々に独行の、大いに我儘な旅人となって京の町を歩くことになった。 その京都旅日記をさわりだけでも記しておこう。 …
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光源氏「六条院」の面影を訪ねて 源融「河原院跡」

光源氏のモデルは藤原道長ともいわれるが、巷間に流布してきた言説によれば、源融がその筆頭ではないだろうか。 いずれにせよ物語作者の想像力が、複数の人物を合成して、理想的男性像に仕立て上げたものだろう。 藤原道長は源氏物語の作者紫式部にとって同時代人である。 しかし道長が望月の欠けることのない隆盛を誇った時期に、紫…
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はるか王朝の雅のあとを訪ねて 源氏物語の世界を歩く

夕顔町という、物語中の女の名を冠した町を探した。 酔狂な、と思われそうだが、本人は歩きながらかすかなときめきを覚えている。 まるで萩原朔太郎が幻視した「猫町」を現実の風景に重ねてみるように。 悪いことをしているわけではないのだが、一般的な観光からすれば、何だか道を外れている… けれど歴史ある土地を歩く人は多少とも…
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青梅のティールームと京都のカフェ

小さなガラス瓶に入った紅茶が20種類以上も並んでいた。 「最初に紅茶を選んでいただくことになっているんですよ」 と、女主人が言う。 これが今日の紅茶と言って差し出されたお茶ノサンプルは、バニラはじめいくつかの香料が混然として甘い香りを放っていた。 母の卒寿を祝い、東京の奥座敷青梅に泊まった翌日のことだった。 …
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旧明倫小学校 京都芸術センター

地下鉄烏丸線を丸太町より二つ目の駅、四条で降り、京都芸術センターを目指した。 蛤御門に面したホテルに投宿した翌日、夕顔町から源融屋敷跡とされるエリアを歩いてみようと考えていた。 その前に、アートセンターになっている旧明倫小学校を訪ねることにしよう。 京都は碁盤の目のような道路割だから迷うことはない、と考えるのは間違いで…
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森正洋さんのモーニングカップを買う 京都仏光寺にて

森正洋さんの「G型モニングーカップ」に出会って、ひとめぼれ。 それも旅先の京都で買い求めることになりました。 大ぶりで胴がふっくらとした感じと縁を彩るベンガラ色のラインがとてもシックで品がいいのです。 まさに朝食にたっぷりのカフェオレを入れて一息つく、そのゆとりを思わせるカップでした。 その実、朝の時間はとても慌…
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太古からの霊地 下鴨神社

京都では遅くまで紅葉が楽しめるという「糺の森」 下鴨茶寮をあとにして、京都最後の時間を下鴨神社で過ごしたのはもう一カ月以上前のことになってしまった。 写真の鬱蒼とした森も日毎に秋が深まり、今頃は紅葉が鮮やかさを増していることだろう。 石川や せみの小河の 清ければ 月もながれを 尋ねてぞすむ         …
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