花が届く

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毎週金曜日にダンディライオンという花屋さんから、素晴らしい花のアレンジが届けられる。
アレンジのセンスには、さすがプロと唸らせる斬新さがある。
またそれ以上に、今まで見たこともないような珍しい花材が魅惑的だ。

ロビー中央に飾られた今回の投げ入れ
フォーカルフラワーは、薄紫の「大輪」のアジサイだ。
正確には大輪と呼ぶのは間違いだろう。
よく知られているように、アジサイの花に見える部分は装飾花で、実は「ガク」である。

花弁に見えるその縁がカールしているので、とても華麗だ。
ユリはカサブランカではなくシベリアという品種だそうだ。
シベリアは一見カサブランカに似ているが、花が真っすぐ上向きに咲くので、アレンジしやすいという。
アンティークトルコギキョウとユリとアジサイ…
小さな白薔薇が陰に隠れている。

アジサイが好きだった画家というと、鏑木清方を思い出す。
明治期の風俗を、江戸を引き継ぐ粋と洒脱、さっぱりした筆致で描いて、懐かしい。
鏑木清方のアジサイは、ごくしぜんなホンアジサイやガクアジサイ、ヤマアジサイの類だろう。
今日の華麗な西洋紫陽花を鏑木清方が見たら、どう感じるだろうか…
と、ふと思った。
表層が華やかさを増すにつれ、失われる世界が確実にある。
それを切ながるのは、すでに老害というべきだろうか。
洗練と華やかさは別次元のものだ。

政治の世界に蔓延るアナクロニズム、保身、守旧という老害にうんざりさせられる昨今
なぜか過去の美意識が繊細ではるかに大人びてみえる。
騒々しい自己主張より、謙虚と内省的な勁さに気付くべきだと思う今日この頃である。
自戒をこめて。

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紫陽花舎随筆(あぢさゐのやずゐひつ)については
こちらのページに書いています
https://freeport.at.webry.info/201001/article_5.html



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白いトルコキキョウとルリダマアザミが深紅の薔薇を引き立てている


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薔薇とユウギリソウ

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6月18日の上映会 「海賊とよばれた男」
原作は百田尚樹による同名の小説。出光興産の創業者出光佐三の生涯を描く。
こういうのを”事業欲”というのだろう…

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エレベーターホールのアレンジはホームのスタッフによる


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