源氏物語講座 初めての遠隔ミーティング

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「21世紀の生き方を源氏物語に探る会」主催の源氏物語講座がはじめてZoomを使って開かれました。
講師は岐阜女子大教授の助川幸逸郎先生。
新型コロナ禍のための措置でしたが、移転後なかなか講義に参加できないでいた私は、久しぶりに助川節を楽しませて頂くことになりました。

このような遠隔ミーティングは、今回の未曽有の災禍をきっかけに、これから益々盛んになることと思われます。

この日のテーマは、「角田光代訳宇治十帖」と源氏物語絵巻・橋姫の場面について。
角田源氏は未読だったのですが、助川先生によれば、そっけない文体が3倍速で読ませる、とのこと。
もともと宇治十帖は話の展開が早い、と言われてきました。
そのことが、角田源氏を読むことによってよく分かったそうです。
細部に難点(考証の不備など)を見つけることはできても、さくさく読めるので、物語全体が見通せる。
(精読するばかりが源氏の読み方ではない。時に速読もおすすめ、ということでしょうか)
源氏物語と思わないで読むといいかも、という助川先生のアドバイスです。
角田光代の、物語作家としての資質があらわれているようです。
そこが、自分の経験をもとに書く瀬戸内寂聴との違い、とか。
源氏物語は、同時代のエンタテインメントだった(助川)から、角田訳はキャラクターをこまとして動かすストーリー・テリングの力量が活かされたということでしょうか。
是非、角田源氏を、スピード感をもって、読んでみたくなりました。

次回もこのようなかたちで、遠隔授業が行われることになりました。
今回は初めての経験だったので、会員それぞれZoomミーティングに参加するまでの操作に苦労したようです。
これからはこのようなツールを使いこなして、勉強や仕事を進めてゆくことがふつうになるのでしょう。
公共交通機関の利用を控えざるを得ない時に、遠隔地から参加できることが何より有難かったです。

なおビデオ会議は録画することができるので、あとでYou tubeに公開可能だそうです。
また、源氏物語絵巻の解説がありましたが、そのような資料を共有しやすいことがZoomの利点だとか。
源氏物語も遠隔授業もまだまだ研究の余地があります。


※ 日本文学全集06 源氏物語 角田光代訳  河出書房新社(’20.2)

以下は、昨日(4/17)にYou tubeに公開された「オンライン プラネタリウム」です。

https://youtu.be/uegEIXZqco4










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