岡本太郎美術館を訪ねる

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秋晴れの週日、生田緑地の岡本太郎美術館を訪ねた。
川崎市に寄贈された作品を展示した美術館だ。
足の悪い人も、丘陵地にあるからと諦めず、車で入口までアクセスできるので、是非訪れて欲しい。
展示棟を地中に埋めて、季節とともに移ろう自然と融合した美術館だ。
特にカフェからはメタセコイアなどの樹木が眺められ、時間がゆったりと流れてゆく。

今回の常設展は、書家・占い師である高天麗舟の監修により風水思想を取り入れているとか。
岡本太郎に相応しい、天文学的というか宇宙的な感受性にはぴったりの展示プランだと思う。

美術館の正面で、まず高さ30mの「母の塔」が目を射る。
樹木をかたどった、真珠色に輝く塔の上で、子どもたちが太陽に向けてもろ手を挙げている。
岡本太郎に「黒い太陽」という詩がある。

・・・・・
人間という種族が生れて 育ち
植物のように
魚族のように
動物のように
のびて地上にはびこっていった間
いつも身体いっぱいに太陽が輝いていた
陽光によって 人間は生をうけたに違いない
最初の女性は太陽によって懐胎した
太陽こそだから
女性にとっては輝かしい男性であり
逆に 男性にとっては母胎なのである

この「母の塔」は、二子に生まれた母・かの子と息子・太郎を象徴するかのように、二子の岡本かの子文学碑「誇り」に向けて建つ。
塔をぐるりと経めぐるにつれ、子どもたちの様子も変化し、母のメタファーである太陽を抱こうとしているようにも見え、また助けを求めているようにも見える。

芸術は爆発だ と大衆受けするような簡潔明瞭な台詞を流通させた太郎だが、方法論を重んじ、科学的であることを標榜した。

流暢なフランス語で芸術論を語り、ピアノでモーツァルトを弾き、急斜面のゲレンデを直滑降で滑り降りる…etc.
名づけられることを拒否する作品群は未だ発展途上にあるかのようだ。




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TAROパフェ                        ’19.11.12



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