定年後の過ごし方

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60代後半、そろそろ70歳の大台に乗ろうという世代。
まだ現役で働いている仲間も少なくない。
人生百歳時代に入って、この年代で悠悠自適の生活を選択できる方が、まだ恵まれているのかもしれない。

健康上の理由もあり、早々に老人ホームに入居した私は、同期の仲間からみれば、勇み足?にさえ映るのだろうか。
皮肉屋のA氏は、ボケるぜ、絶対にボケる!と、断言する。
彼は、私の事情をすべて知っているわけではない。
また、以前こちらのホームのスタッフと話したこともあるのだが
もう、「老人ホーム」という言い方を止めません?

契約後、まだ入居していない人は、別荘として考えているらしい。
居住権と比較すると、利用権方式という入居者の権利がどこまで守られるのか、確信の持てない「終の棲家」に最期を託すことができるのだろうか…
こうなると、もう時代の変化と同様、先が読めない。

実家に帰るたび、別れる時、母が寂しそうにしているのが気になる。

健康に自信があれば、まだまだ社会で活躍できるだろう。
内館牧子の「終わった人」は、東大卒、大手銀行勤務を経て子会社に出向、定年を迎えた主人公が、その後の人生を模索し奮闘する物語だ。
主人公は、会社という組織内でのプロジェクト、仕事の醍醐味が忘れられない。

一人では何もできない。
自立した人間ほど連帯する、
というのはマルクス主義経済学者、大内兵衛の言葉だけれど
社会主義の理念を別にしても、連帯することは社会的存在にとって宿命的とさえいえるのではないだろうか。


※ 終わった人 内館牧子 著  講談社文庫(’18.3)


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7月28日 夏祭り
系列の介護付き有料老人ホームで開催され
和楽会「昇(しょう)」による、和太鼓と津軽三味線の演奏が行われました。
こちらのホームから同行したSさんは、「ずい分雰囲気が違いますね」
と、住宅型と介護付きの違いに驚かれたようだ。
最後まで元気に「住宅型」に住むのが理想です。

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