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zoom RSS チャータードビル

<<   作成日時 : 2009/01/03 22:34   >>

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ビル名の由来であるチャータード銀行については、司馬遼太郎の「神戸散歩」にも触れられています。
外国資本の銀行のクラークがたち働く様子を髣髴とさせます。
帳簿をつける時も決して腰かけず、立って仕事をするのが普通だったそうです。

最終日のルミナリエを観た後、東遊園地をあとにして、栄町通りから京町筋へ折れました。

確かこの辺りのはず…

車庫からの車を誘導している人に道を尋ねてみましたが分かりません。
ぶらぶらと歩くうちに、暗闇にぽっかりと明るく輝く入口が目に入り、つい引き込まれるように階段を上りました。
回転式ドアを押して入ったエントランスホールは無人でした。
煌々と灯るシャンデリア、マントルピースの上に鏡、ランプ、紫色の布があしらわれています。
正面に重厚なエレベーターのドア、受付のカウンターには誰もいません。
誘うように右手に階段がありますが、上って行っていいものか…?
前の海岸通りを歩く人たちもやはり、この照明された古めかしいエントランスが気になるらしく、時折のぞき込んでみては立ち去って行きます。
置かれている小さなパンフレットを見ると、結婚式場として使われているスペースのようでした。
なるほど、レトロビルを維持してゆくにはよい方法かもしれません。
再び回転式ドアを押して外に出、ビルに沿って歩いて行くと、ありました。
E.H.バンクというのが、その夜、夕食をとろうと探していたカフェレストランでした。
チャータードビルはカフェレストラン、ブティック、フレンチレストラン、バンケット・ルームとして現在を生きはじめたようです。

やはり回転式のドアを押すと、かつて銀行のロビーだった広大な吹き抜け空間がカフェレストランに改装されています。
さすがに天井が高く、レトロって贅沢でもあるな、と思いました。
すぐに店の人が近づいてきて、帰りの時間を聞かれました。
早手回しに車を予約してくれたようです。

スパゲティとカルパッチョとサラダ、そして赤ワインを頼みました。
奥に金庫室に通じるドアがあります。
(銀行だった建物を他に転用した空間が好きです)

古い居留地区画図を見ると
チャータード銀行が現在の海岸通りに移る前の明治末年には、京町筋と仲町の交差点にあったようです。
外国人商社が全盛期を迎える頃です。
クーポラを持ったイタリア・ルネッサンスとバロックの融合した建造物だったとか。
居留地の車道はまだ砂利道で、歩道には赤レンガが敷かれ、街路樹はアカシアか柳。
明治8年からガス燈が灯り、息をのむような美しさだったと、ものの本にはありました。

旧居留地126区画の敷地割りは今もほとんど変わらず
当時の英字新聞 ”The Far East” には
「東洋における居留地として最もよく設計された美しい街である」
と書かれたそうです(パンフレット「ザ・チャータード・スクエアの誕生」より)

※ 翌々日、全景を撮りましたが
イオニア式列柱のある南面とE.H.バンクの吹き抜け空間がよく写っていませんので
以下のサイトを参照してみてください。
http://hardcandy.exblog.jp/7232251/





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                                   ’08.12.15


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                                   ’08.12.17



            
                                         つづく

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは!
お勤めの方は明日から仕事でしょうが、こちらはのんびりしたもの。
もう少ししたらゆら君のお散歩の時間です。ついでに遅れてた年賀状も投函してこなくちゃ的な正月4日です。
>チャータードビル   さすが金融関係のビルだけに格調ありますね。1枚目の金庫の周りは大理石かな?
以前は旧居留区の辺りは古色蒼然とした感じで空きビルも多かったのですが、こんな風に再利用出来れば町もきれいになるし、利用する方も優雅な気分になれるというものです。
山の手の方の中華料理の東?閣ってお店がやはり古いビルを利用したレストランで圧倒されたのを思い出しました。
あと、旧税関跡のビルも何かに利用されていると聞いたこともありますが、どんな使い方されているんですかね。
midy
2009/01/04 15:00
空さん

あけましておめでとうございます。
神戸の旧居留区は行ったことがないのですが、横浜と雰囲気が似ているような気がします。
ルミナリエも素敵でしたね。
今年もどうぞよろしくお願いします。
よしりん
2009/01/04 15:47
midyさん、ありがとうございます。
仕事始めにしては道路(新青梅街道)が空いているようでした。
ようやく空きビル利用が進んできたところでしょうか。
チャータード・スクエアとしての発足も2006年のこと。
旧ビショップ邸の東天閣、ちょっと気になるお店ですね。
神戸税関は神戸港の貿易や神戸税関の歴史・業務などを紹介する広報展示室になっているようです。喫茶店もあり、中庭からの眺めや吹き抜け空間など見どころの多い建物のようですね。

2009/01/05 19:01
よしりんさん、ありがとうございます。
神戸の南京街の広さは横浜の1/3だそうです。
旧居留地なども横浜より少しずつ規模が小さいような気がします。
司馬遼太郎は神戸と横浜を比較して、横浜の方が歴史意識が濃いようなことを書いていますが、どうでしょうか…
幕府や新政府のおひざ元だから、開港が即政治に反映したという環境のせいかな?

2009/01/05 19:12
今晩は。
素的な建物ですね。
空さんもご存知でしょうが・・奈良にも良く似た造りの
ふるさと地元銀行の本店のような感じを受けました。
金庫に通じる空間と金庫良いですね。
風格が違うようです。
金庫の中は多分夏は涼しかったようですよ。
小さな支店でも金庫はありますが・・・
支店長がダイヤルを回し鍵をガチャガチャ鳴らしておられた様子が浮かんできます(笑)
やろい
2009/01/05 21:04
やろいさん、ありがとうございます。
昔の銀行は、建物も、また人も金融商品なんか販売せず、悠長で風情がありますよね。
京都の旧日本銀行京都支店は金庫室がカフェになっていて、上品な初老の男性がお給仕してくれました。
自分がお札になった気分…??

2009/01/06 18:25

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