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zoom RSS 平山郁夫シルクロード美術館

<<   作成日時 : 2017/08/22 23:25   >>

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清里最後の日、宿をチェックアウトした後、平山郁夫シルクロード美術館を訪ねた。
一昨年の7月、雨に降りこめられた日やはり当美術館に来ている。
美術館見学の後、雨中、三分一湧水まで足を延ばし、その近くの「そば処 三分一」に寄った。

  以下のページに三分一湧水の写真をアップしています。
   http://freeport.at.webry.info/201507/article_9.html

この日は、膝痛の出た母が休めるようにと美術館再訪を決めたのだ。

平山郁夫の作品以外は写真撮影OK。
6室ある展示室のうちで、第1室の「絲綢之路(しちゅうのみち)の仏たち」と題されたガンダーラ仏はとりわけフォトジェニックだ。
仏のかんばせから、当時の人々が理想とした人間像を推し量ることができるような気がする。
偶像崇拝として禁じる宗教もあるが、崇高な存在を目に見える形にあらわしたい、という欲望は人間にとって自然なものだろう。
ギリシア文明とオリエントのそれが融合した地で、仏陀はギリシア彫刻のような端正さをそなえた。

第2室は企画展「出雲路古代幻想」
出雲路をはじめとした日本の風景を描いた作品が展示されている。
当美術館のハイライトは言うまでもなく「大シルクロード・シリーズ」(第6室)で、何度目にしていても広大な砂漠を粛々と進むキャラバンの静謐に改めて胸打たれる。
写生を重ねた画家の研ぎ澄まされた描線とシンプルな色面が、主題を収斂させて、清潔な詩情が生まれる。
苛酷な旅路にもこのような静けさが支配する時間があったことは、画家の想像を超えてとてもリアルに感じられる。

甲斐小泉駅は八ヶ岳縦走の登山口に近い。
下山したばかりの独行の登山者が列車を待っている。
私たちも気を長くして1時間に1本もない小淵沢行きを待った。

http://freeport.at.webry.info/201507/article_9.html



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仏陀像が等身大を超えて巨大化していく初期の頃の作品と推定されている。
眉から鼻梁にかけての線にガンダーラ仏の特徴をとどめ、生え際の揃った髪型および耳朶はアフガニスタン東部ハッダのものに似る。
眉間の陥没箇所は白毫(ウールナー)に水晶あるいは貴石が嵌め込まれていた跡である。


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カミシュと呼ばれる葦の束を芯とし、藁あるいは葦の細片を混ぜた粗土で肉付けした上に、獣毛を加えた細土を塗り、さらに胡粉または白土で仕上げて隈取りし、彩色している。
もとどりを大きくして、髪を中央から環礁が広がっていくように表現する手法は西域の菩薩像に多くみられる。
天山南路の要衝・クチャの西、キジル千仏洞に近いくクムトラ千仏洞から第一回大谷探検隊によって請来され
久しく大谷家に伝存してきたもの。
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平山郁夫アトリエ再現コーナー
この左手の壁面には奥入瀬渓流を描いた大作「流水間断無」が展示されている。
学生を引率しての八甲田山と奥入瀬川行は、健康や生活、創作上の悩みを抱えていた29歳の画家にとって大きな転機となった。
その秋に、平山郁夫は「仏教伝来」を発表している。

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平山郁夫の取材地を年代を記して図示した地図
ひたすらスケッチを重ねる画家の姿がシルクロードの点景として彷彿される。

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甲斐小泉駅から眺める平山郁夫シルクロード美術館

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小海線 甲斐小泉駅ホームにて                    ’17.7.15



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清里高原旅日記  完

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