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zoom RSS 介護と医療の連携プレー 亀田総合病院

<<   作成日時 : 2017/07/01 23:46   >>

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昨年9月に一泊の体験入居をした有料老人ホームのラビドール御宿を再訪した。
(前回の「ラビドール御宿」訪問レポートは以下
http://freeport.at.webry.info/201609/article_1.html
今度こそ母に見てもらいたかったのと、提携する亀田総合病院の見学が体験プログラムに含まれていたからだ。

あまり気乗りのしない様子の母と東京駅から特急わかしお7号に乗った。
京葉線の乗り場まで遠いので、予めJR東日本に問い合わせ車椅子での移動を手伝ってもらえることを確認しておいたが、結局母は「だいじょうぶ」と言って、混雑する東京駅で職員を煩わせることにはならなかった。
実際、動く歩道を3本乗り継げば、最近とみに脚力の衰えた母でも歩けない距離ではなかった。

さて上掲の写真だが、高級ホテルのバスルームではない。
案内してもらった鴨川の亀田総合病院の、エグゼクティブフロアにおける特別室である。
差額ベッド代が5万円という。
因みに一般の個室は1万3千円だそうだ。
都心の病院だったら、とてもこの料金ではおさまらないだろう。

ラビドール御宿は、介護付有料老人ホームとはいえ、入居時自立が条件になっている。
それでも終の棲家として入居するからには、いつか介護を必要とするようになり、最期がやってくることにかわりはない。
そこで、いざという時の医療体制がどのようになっているかは、入居を検討している人にとって、最大の問題だろう。
元気な時は、なるようになるわとばかり楽観的に構えていても、具合が悪くなればたちまち生活がまわらなくなることを痛感する。

御宿駅に到着すると以前と同様職員の方が出迎えてくれて、駅から2kmほどの高台にある施設に向かった。
京葉線の車窓から見える緑は暖国のそれで盛夏に向かいいよいよ濃く、時に鬱陶しいくらいに感じられる。
竹林も多い。
施設の庭に植えられた樹木もヤシノキやタブノキなど南国のものだ。
施設の概要を担当者の方と支配人から伺う。
設立されてからすでに27年半経つというラビドール御宿は現在、株式会社日立ビルシステムを母体とする一般財団法人千代田健康開発事業団によって運営されている。
役員名簿を見せて頂いたところ、支配人はじめ日立ビルシステムから出向されている方が数名。
折から設立以来2度目だというメンテナンスが行われており、一部の棟は足場が組まれ特殊なシートで覆われていた。
さすが母体企業日立ビルシステムの得意とするところだろう。

現在入居者は245名、すでに60名が90歳代だという。
数々の運動プログラムやイベントが用意されていて、入居者の健康寿命を延ばすことに重点がおかれていることがよくわかる。
平均年齢は男性84、女性85。この年齢だと通常51%が介護認定を受けているというが、ラビドール御宿の入居者は26%だそうだ。
ダイニングルームにあらわれる入居者の中には手押し車を押す姿も見受けられるが、きっと入居時はぴんぴんされていたのだろうと思う。

さて肝心の提携病院である亀田総合病院だが
翌日、「医療支援・介護・看取り」について担当者から説明のあった後、病院のある鴨川に向かう。
車で約35分。
車窓からは穏やかな海、漁船の泊まる港も眺められた。

亀田総合病院は想像以上に大きな施設だった。
こちらでも担当者が出迎えてくれて、手短に館内を案内してくれた。
医師500名、ベッド数1000床、外来の受診者が一日2500〜3000人、年間の売上が450億円という。
診療科はすべて網羅されているように見受けられ、地域の中核病院という規模をはるかに越えている。
東京駅間も送迎バスを走らせているという。
白衣を着た医師、職員と通院者の歩く廊下は分けられていて、病院の持つ従来のイメージが払しょくされる工夫がなされている。
内装はすべてハワイのイメージに統一されている。
ポリネシア人のはるかな海洋移動を考えれば日本列島も全く無縁とはいえない、と思わせる風景が入院棟であるKタワーの眼下に広がっていて、デザイナーの意図を垣間見たような気がする。

亀田総合病院は、病気の治癒は当然だが、同時に患者のQOL(生活の質)を高めることに傾注しているようだ。
それには医療・看護だけでなく介護にも目を向ける必要がある。
ラビドール御宿には亀田総合病院の出張所のような機能を持つ財団付属の診療所が併設されていて、入居者以外の外来も受け付けている。
医療と介護の包括的なケアサポートが行われているのは心強い。

Kタワー最上階(13F)のレストランは眼下に太平洋を見下ろし、とても病院内の食堂とは思えない。



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亀田総合病院Kタワー12階(エグゼクティブフロア)特別室よりの眺め


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特別室の応接コーナー


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ガラス窓越しに鴨川の海を眺める
眼下にヘリポート

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エグゼクティブフロアの応接室


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ラビドール御宿での昼食
若鶏の照焼きかドライカレーを選ぶようになっていた。
朝昼夕とも二種類のメニューが用意されている。
(一日1600kcal、塩分10g以下)
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折から建物のメンテナンスのために足場が組まれていた。


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アスレチックジム
マシーンを使って筋トレなどを行う。
昼下がり、昼食後に休息をとる入居者が多いのだろう。
2名ほどが自転車こぎをされている。
インストラクターが常駐、血圧及び体温のチェックが行われる。
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15mの温水プール


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仙台の七夕飾りがロビーを華やかに彩っている


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突き当りは食堂
南面して庭に向かって円形に張り出しており、北側も中庭に面しているので
四方から外光が入り、雨の日でさえとても明るい。

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ロビー階のひとつ階上の体験入居室からの眺め
海は見えないが海の方角

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体験入居室
窓際をリビングスペース、手前をダイニングスペースとして使うようになっている。
右手、キッチンの入口。その向こうは寝室。
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翌日の朝食。パン食を選択。


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図書室


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サークル活動や趣味の講座が活発に行われている。


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各戸への新聞、郵便物入れ
今週の予定として、野菜、和菓子、牛乳、パンなどの販売日が掲示されている。

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お隣は会社の保養所


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ラビドール御宿の模型


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茶室


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囲碁や将棋のできる和室


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大風呂
風呂掃除がたいへんだからと、内風呂はもっぱら乾燥室として使い、大風呂を利用する人が多いとか。

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診療所                                    ’17.6.30 

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
空さま
私も関心の高い事項です。 ラビドール御宿は東京近辺に住む家族にとって遠いのが問題ですが 75歳以上の老人がM1タイプの部屋に入居するには 入居一時期3440万円 特別サービス料465万円の合計額3900万円を入居時に用意する必要があります。 その他の月額料金は年金から支払えるにとしても 入居時に3900万円を用意できる人は自宅を売らない限り難しいのではないでしょうか? しかも自立できる人を入居条件にしているのは商業主義を優先しており無茶苦茶ですが それでも入りたい人が多いのは それだけ金持ちの高齢者が多いからだと思います。 介護付き有料老人ホームの料金が法外で理不尽という議論が起きないのは支払い能力のある人だけを対象にしているからという気がしてなりません。
白象
2017/07/09 20:05
もし入居したら、介護が必要ない当面、どんな日常を考えているのか興味があります。宜しかったらお聞かせください。
51uには、最低限のものしか持っていけないと思いますので。ただ、80分で東京へ行けますけど。
ワトソン
2017/07/13 21:05
白象さん、ありがとうございます。
入居時「自立型」の介護付き有料老人ホームはまだ少ないようですが、ラビドール御宿の場合、入居金は高いのですが、他と比べても月額利用料は安いです。
例えば介護認定を受けていない自立した入居者が、提携している亀田総合病院に通院する時でも無料の送迎サービスがあるなど、オプション料金が派生しないサービスが多いです。
入居一時金の中にそれらのサービス料が含まれるため、公平になるよう入居時自立していることが厳格に求められるようです。
そうはいっても相続できない一代限りの利用権のみの4千万は高額です。
将来の安心のための投資と考えると、月額料金が安いのがメリットです。
介護室に移るようなことになっても、新たな料金は発生せず、もとのお部屋はそのまま維持されます。

2017/07/20 18:45
ワトソンさん、ありがとうございます。
自宅にいる時とあまりかわらない日常になると思います。
料理は結構してしまいそうですが、ホームの食堂を利用するのがベストと思います。
またお風呂も大風呂を利用した方が掃除などしなくて済みます。
プールやアスレチックジムなど共有の設備を最大限利用するのが得策です。
東京駅まで特急で90分弱というのも都心へ出かけるのにあまり抵抗ない距離感ではないでしょうか。
別荘がわりに自宅とホームを行ったり来たりする方もいるようです。
でも、まだ他をいくつか見学する予定でいます。

2017/07/21 18:29

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