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zoom RSS 甘茶の庭「甘露庭」 霊源院にて

<<   作成日時 : 2017/06/18 18:24   >>

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開門と同時に両足院を拝観した後、肝心の京都五山第三位・建仁寺を、時間をかけて見学しました。
見どころの多いお寺なので、数多の文化財を見終えた頃は、12時をはるかにまわっていましたが、もうひとつ欲張って、特別公開されている建仁寺の塔頭霊源院を訪ねてみようということになりました。
厳冬、そして梅雨時の今などは、最近とみに外国人観光客を集めている京都でも閑散期に当たるからでしょうか
「特別拝観」という手で観光客を呼び込もうという戦略のようです。

夏至も間近な日盛りを同行のHさんを歩かせることになるのが気がかりでしたが、「甘茶の庭」というキャプションに魅かれて、石畳の参道を行きました。
リーフレットにはガクアジサイの青い花と装飾花の水色が映えています。
ああ、甘茶の季節はアジサイの最盛期に重なるからでしょう、と早とちりしていたのですが
聞けば、アマチャはヤマアジサイの一変種で、甘茶にするのはお茶と同様、その葉なのだそうです。
花祭り(灌仏会)で、甘茶を誕生仏に注ぐ仏教行事を知っているくらいで、甘茶そのものについては何も知らないできました。

アマチャの葉は、天日干ししたあと、水を噴霧して発酵させ、手でよく揉んで乾かすそうです。
発酵させる時に酵素が作用して苦み成分がフィロズルチンという甘味成分に変わるといいます。
合成甘味料のズルチンは戦中戦後に食品添加物として使われていたことがあり、母親からお使いを頼まれた時に「全糖と書いてあるのを買うのよ」と言われたことを思い出します。
砂糖の1000倍の甘味があるとか。

建仁寺の開祖栄西が宋より禅と抹茶を請来して、本邦に喫茶の風習が広まり、さらに深化して茶道へと発展したことはよく知られています。
その建仁寺の塔頭のひとつである当院にも、2畳と4畳半の茶室があり、お薄と甘茶のお点前が行われていました。
自然の甘味として、甜茶や甘草といっしょに考えていたのですが、アマチャがアジサイの一種だったとは…
それも根ではなく葉を茶と同様の製法で甘茶にするというのはちょっとした驚きでした。

甘味は活力を与えますし、喫茶のひとときはゆとりをもたらし、人と人をつなぎます。
霊源院の庭はそれほど広くありませんが、木洩れ日の下に咲く青いアジサイの深々とした色に癒されました。
残念ながら霊源院の特別公開は今日をもって最終日となります。


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建仁寺をあとにし三門を過ぎて、勅使門の手前で左折


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霊源院「甘露庭」


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半分になった襖の下が躙り口


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                                        ’17.6.14



                                          つづく

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