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zoom RSS 糸魚川の春の大祭 けんか祭り

<<   作成日時 : 2017/04/15 19:45   >>

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まだ大火の記憶も生々しい糸魚川に出かけました。
糸魚川の一の宮・天津神社の「けんか祭り」に誘われたので
ちょうど卒寿を迎えた母にとっても、最後の貴重な機会になるだろうと思いました。
体力が衰え、旅行への興味も失いがちだった母も、故郷へ帰るのはまた特別な意味を持っているので、会いたい人に連絡したり、気持ちの準備をしていたようです。

糸魚川のけんか祭りは、昔から桜の咲く頃、4月10日と11日の二日にわたって開催されます。
今年は雨がちで10日のみ晴天に恵まれました。
残念ながら11日はたいそうな吹き降りになってしまいました。
大火の時、糸魚川に特有の強風が話題になりましたが、この日も終夜うなりを上げて吹きすさぶ風が宿の建物をミシミシいわせていました。
それでも祭りのハイライト、神輿どうしがぶつかり合う「けんか祭り」と稚児舞は無事行われ、土地っ子でない私も予想以上に楽しむことができました。
ソメイヨシノは満開で、姫川は雪解けの水で濁流となっていました。
10日は晴天で白く輝く北アルプスの峰々が遠望されました。
我が家はこの姫川沿いの田圃でとれるお米を食べているのですが、豊富なミネラル分が美味しい米をつくるようです。

拝殿の前面左右に桟敷が設けられ、三々五々見物客が集まってきていました。
母方の祖父はけんか祭りとなると熱狂し、桟敷の手すりに足をかけ、腕を振り上げて、さかんに檄を飛ばしていたとのことでした。
けんか祭りは、寺町と押上というふたつの地区の住人が、それぞれ担いだ神輿をぶつけ合うのです。
昔は押上が勝つと豊漁、寺町が勝つと豊作ということになっていたとか。
今は豊漁豊作の双方を祈願し、やはり予祝行事であることに変わりはありません。
日本海側の暗く寒い冬がようやく終わって、待ちに待った春の到来を告げる、心躍る祭礼です。
昔は神輿が大破するほど吉兆とみられていたようですが、昨今はだいぶおとなしくなったようです。
神輿のけんかが終わると稚児舞など舞楽二日間それぞれ12曲が奉納されます。
国の重要無形民俗文化財に指定されている雅な舞が、荒ぶる神を鎮め、和魂を呼び起こすことでしょう。
稚児は肩車されて、舞台に上る前に拝殿の周囲を練ることになります。
神にみたてられた稚児は、その足を決して土につけてはいけないそうです。
時間が長いので、担ぐお父さんやおじいさんも必死ですが、担がれた稚児も下半身が痛くなるらしくむずむず身動きしながらちょっぴり顔をしかめています。

心身ともに躍動する春の大祭。
今年は糸魚川の復興を占う特別な祭りになったに違いありません。




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茅葺の堂々たる拝殿
対面して舞台 その後ろが楽屋

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幣殿より天津神社本殿にささやかな橋が架けられ、神主が祝詞をあげていた。


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表参道の鳥居より寺町、押上の氏子たちが順次入ってくる


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幣殿より本殿に架けられた橋こそ、保田與重郎が哀惜してやまなかった日本の橋
天津神社の隣りは奴奈川神社
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母が女学生の頃は、この表の鳥居を潜ったことがないという。
それというのも、中学生と女学生の通学路はきちんと決められて、互いに出会うことのないように「配慮」されていたからだそうだ。
男女七歳にして席を同じうせず の世界


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手水で手を清める。
彼らは5時に起き海で禊ぎをして備えるそうだ。


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「オーバジョ」という獅子
母が子供の頃は、恐さのあまり逃げ回ったというが
今の子は平気な顔をしている。
頭が良くなるように、或いは無病息災を願い、付き添いの母親がわざわざ獅子に頼みに行く姿もみられる。



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笹を担ぐ露払い。神輿を先導する。


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拝殿でまず参拝


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掛け声とともに竹を激しく揺する


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稚児たちが肩車され、境内をめぐる


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舞台に安置されていた二つの神輿が降ろされて、境内を全速力でかける


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午後から稚児舞をはじめとして舞楽12曲が奉納される。

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舞いの仕草には民俗学的に興味深いものがある。



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                                        ’17.4.10




                                           つづく

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