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zoom RSS 放っておけない空き家の話

<<   作成日時 : 2017/02/12 22:22   >>

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日中も雨戸が閉められたままの家を見かけて、具合でも悪いのだろうか、と軽く考えるばかりだったのがつい昨日のことのようだ。
昨今では、雨戸ばかりか、外壁の塗装もはげて、雑草が茂り放題の家も珍しくない。
「空き家」は急速に社会問題化し、平成27年には「空家等対策の推進に関する特別措置法」が施行されることになった。

「放っておけない空き家の話」を聴いた。
市の環境保全課が主催する「空き家セミナー」でのこと。
現在空き家を所有する人、或いは将来空き家となる可能性がある住人を対象に、専門の司法書士より、その問題点と対策について具体的な指南がなされた。
この10年で私も、全く他人ごとの話ではないことを痛感するようになった。

わが市の人口は20万人をわずかに越えるくらいだが、空き家はすでに1500戸に達しようとしている。
アパート等を除いても1230戸になるとか。
このまま空き家が増え続けると、平成50年には何と、空き家率50%!
2軒に一軒が空き家になってしまう。
その背景には、少子高齢化と人口減少、中古市場の不調があるという。

立派なお宅が利用されないまま放置されているのを見ると、もったいないなあ、と思うのだが、日本人はもともと新築住宅志向が強いようだ。
神社でも20年に一度式年造替が行われるなど、古代には恒久的なみやこがつくられるようになるまでは、天皇が死ぬと、汚れを忌み宮は放棄され、新たな宮に移ったものだ。
まさかその伝統が尾を引いているわけでもあるまいが、障子や畳などもまっさらな新しいものを尊ぶ美意識がアメリカの使い捨て文化を受け入れる基盤だったとも言われる。
だが今日問題になっているのは、核家族がそれぞれ家を持ち、住宅も一代限りで継承されなくなっているからだ。
主催者である行政の意図するところは、放置された中古住宅を市場にもどして活性化をはかろう、ということらしい。

法律がかわり、一年以上使用されずに経過した宅地は、更地並みの固定資産税がかかるケースもでてくるとか。
また居住していた不動産を売却した所得については、「譲渡所得税」及び「住民税」がかからない「特例」があるという。

介護を受けるようになった高齢者はさっさと住み替えをして、供給過剰な住宅を一掃することによって若者に所得移転し、経済を活性化させようということかもしれない。
ささやかに市井に生きる者としては、現在ある資源をたいせつに使いながら、地域社会に貢献できるような住宅の活用の仕方を思案するのだが・・・

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
京都では古い町屋を味のあるカフェ等で再利用したり、好んで住む若い人達がいるようですが、そういう訳にはいかないのでしょうか。
2軒に1軒が空き家になるなんて、残念ですね。
ウリ坊
2017/02/19 00:35
ウリ坊さん、ありがとうございます。
家族の歴史を知っている住宅が一代限りでスクラップにされてしまうのはとても残念です。
中古市場をもっと活性化させて、古いものでも改修改築しながら、大切に使いたいものですね。

2017/02/24 21:43

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