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zoom RSS 小池百合子著「自宅で親を看取る」を読んで

<<   作成日時 : 2017/02/09 17:45   >>

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小池百合子著「自宅で親を看取る」を読んだ。
石原慎太郎氏が、築地市場の豊洲移転問題について参考人招致に応じることで話題になっているが
現東京都知事・小池百合子氏は平成25年晩夏に自宅で、母恵美子さんを看取っていた。

強力なリーダーシップで都政をけん引する小池都知事が、当時国家戦略という重責を果たしながら、どのように末期がんの母親を介護して、その最期を看取ったのだろうか。
本書によれば、癌は自宅での終末期医療に向いているという。
実際、母親恵美子さんを自宅で介護した期間は12日間。
認知症などで先の見えない介護が年単位で延々と続くのとは大分様子が違う。
それでも在宅医療におけるチーム医療の大切さは、介護記録を読むとよくわかる。
短い期間であっても情報を共有する往診医、看護師、ヘルパー、ケアマネージャー、事務所のスタッフ、兄とその家族…との緊密な連携プレーあればこそ、後悔のない看取りができたという。

本書には介護記録だけでなく、小池百合子氏自身の生い立ちや両親に触れられており、興味深い。
カイロ大学を卒業してアラビア語に通暁した彼女の父親は実業家であると同時に無類の政治好きだった。
そんな夫に仕えた母親も、カイロで日本料理店を経営するなど破天荒なアクティブ・ウーマンだった。
家には政治を論じる食客が絶えなかったようだ。
父親は若き日の石原慎太郎を応援していて、後に副知事を務めることになる浜渦武生氏などは学生時代、小池家に寄食していたという。
今まさに豊洲問題の真相が明かされようという時。
何とも皮肉な展開である。
保守系の論客の集まる小池家で育った百合子氏は、私にとっても久々に死に票を投じずに済んだ都知事であり、「都民ファースト」のぶれない政治理念を貫いて欲しいと思う。

みぞれが止んだので、近くの銀行に母と出かけた。
母は3月に90を迎える。
視線はいつも足下にあって、足どりはおぼつかない。
貸金庫のシステムが変わるので、契約者本心が手続きをせねばならないということで、寒気をおして出かけた。
私にも介護の問題が突然のように降りかかってきておかしくない。
今まだ何の薬も服用していない母だけれど、時間は無慈悲に過ぎ去り、やがて正念場を迎えることになるのだろうと、覚悟を新たにする日々である。



※ 自宅で親を看取る 肺がんの母は一服くゆらせ旅だった
                小池百合子 著  幻冬舎(’14.9)

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