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リアルな世界の傍らに同じように広大な電脳空間が控えている。 そんなウェブ時代に、どのように学び、職業を選択すべきか。 もし私が現在高校生であったなら、大いに啓発され、大いに鼓舞されたことだろうと思う。 今の若者は、確かに過酷な現実をサバイバルしてゆかなくてはならないのだけれど、著者のような先達に、ネット世界で可能な学びと職業の可能性を示唆されて幸せだとも思う。 しかし、である。 この本を読みながら、複雑な感慨を抱くのは私だけではないだろう。 すでに遅し・・・、とちょっぴり、悲哀すら覚えてしまうのは、実はこの本の読み方としては正しくないのかもしれないが。 (楽天的であるというのは一つの意志なのだから) 時間を巻き戻すことはできない。 深刻な問題を山積させた宇宙船地球号。 その息苦しいリアルな世界の難問を解決する鍵がネット世界に、今小さな芽をもたげているのかもしれない。 それは知の共有と、経済活動に左右されない知識欲と、それゆえの利他行為というネット世界に特徴的なモチベーションが働くことから生まれる。 プログラミングの専門家で、1960年生まれ、シリコンバレーでベンチャー・ビジネスの精神を目の当たりにしてきた著者自身ですら、Web時代を「古い価値観のままで何とかなる“逃げ切り”の最後の世代だろう」と予測している。 スモール・ビジネスという発想はなく、大組織に属することを良しとした世代だ。 羽生善治による「学習の高速道路」とその先の「大渋滞」という比喩、外界から「好き」を頼りに手本を探し出す「ロール・モデル」思考法。 ネット時代の学習は、超高速で、誰でもがあるレベルに到達する。 さあ、そこからが問題で、スムーズに走ってきた高速道路はいつしか大渋滞となっているのだ。 そこを突破できるのは少数者である。 高速を降り、「けもの道」へと入ってゆく時の心構え・覚悟と戦術について、著者はポジティブな発想で、不可欠なスキルについても具体的に述べている。 「ロール・モデル」思考法は、その際指標となるような手本を、ネットを含めた外界から直観で捉え、その導きに従うというもの。 本書のロール・モデルは福沢諭吉の「学問のすすめ」であり、前著「ウェブ進化論」は「西洋事情」だったそうだ。 Web時代という未曽有の知の共有時代を生きる時、著者がロール・モデルにしたのは同じく明治維新という大変革の時代を生きた福沢諭吉だった。 シリコンバレーでベンチャー・キャピタルを設立した「辣腕の企業家」のイメージ。 自分とは関係ないわ、と思いがちだが、著者が大学時代に味わった辛酸(父の死)を知り、平坦ならざる、まさに「けもの道」を想像する時、著者の主張が俄かに真実味を帯びてきた。 孤立した「個」をつなぎ知を共有する、自由なWeb空間がまさに救いのように思えてくる。 門閥主義は親の仇にござる、と言ったのは福沢諭吉だ。 ネットが権威と戦うテクノロジーとして期待できるとすれば、Web時代はなるほど第二の明治維新とも言える。 遅ればせながらWeb時代の片隅で、「好き」を頼りにひっそりと生きてみようか、と思うのだった。 ※ ウェブ時代をゆく―いかに働き、いかに学ぶか 梅田望夫著 ちくま新書(’07.11) |
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| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
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| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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こんばんは、まさとです。 |
まさと 2008/01/17 21:28 |
まさとさんへ |
空 2008/01/18 22:04 |
空さんへ |
まさと 2008/01/18 23:38 |
空はもう諦めていますが、まさとさんは頑張って下さいよ。 |
空 2008/01/19 21:31 |
いや、競争はキライです(><)私も好きを頼りに生きていきます! |
まさと 2008/01/20 01:03 |
今日は、 |
やろい 2008/01/20 11:33 |
まさとさんへ |
空 2008/01/21 17:53 |
「好き」も才能のうちなのですか。いやあ、勉強になりました! |
まさと 2008/01/21 23:17 |
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